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「その後の夜咄」
梅雨も終わり、雨はすっかり止んだ。
ルシアは、今回の迷夢のイタズラにすっかり呆れていた。
ルシア
「またあなたの仕業だったのですね・・・」
迷夢
「いいじゃない。だってしばらく人間が来なくてつまらなかったし~」
ルシア
「負の餌が欲しかったら、妖怪でも脅せばいいじゃないですか」
迷夢
「妖怪が鬱になるのと人間が鬱になるのじゃ全然違うんだよ!
人間ってなんであんなに美味しいんだろ、また来ないかな~」
ルシア
「そうなる前に、また私があんたを眠らせてあげる」
迷夢
「・・・あれ?前に僕を封印したのって君だっけ?」

ルシア
「今回の件、どう責任取ってくれるの?」
迷夢
「・・・・君は人間のくせに、ちっとも美味しくないね・・・」
長い眠りから目覚め、ルシアの存在などすっかり忘れていた迷夢。
前回、眠りにつく時に、もう人間は襲わないと約束したのにかかわらず、今回の件だ。
今回おしおきしても、きっとまた同じ事を繰り返すのだろう、永遠に。
ただ、目の前の人間――ルシアの口調が変わると、ろくな事が起きないことは、永遠に忘れなかった。
~心の梅雨編 おしまい~
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